男子が数人集まって大声で話してた。
『高田から手作りチョコもらったんだけどよー、
キモいから犬にやったら匂いかいで食わねえの!』
『犬も食わねぇチョコ恐ぇええ!!』
授業が始まる前だから、
話題の高田さんももちろん教室にいる。
その時、今にも泣き出しそうな
彼女の横に座ってた木下君が突然笑い出した。
「お前らほんと、ガキだよな!
その言葉、絶対に将来後悔するからな」
「このクラスで一番美人は高田だぞ。
今はメガネかけて髪ボサボサしてるけど、
目は二重で大きくてパーツは整ってるだろ。
肌は綺麗だし絶対美人になるぞ! 同窓会で泣くからな〜」
「高田、今は悔しいだろうけどいつか見下せる日がくるからな。
そん時は『ガキがっ』て鼻で笑ってやれ」
何言ってんだコイツ〜的な雰囲気で、
クラス中に笑いの渦がおこったけど
それが現実になった。
道東出会い成人式の後に同窓会があり、そこに現れた高田さん。
細身で色白の飛び抜けた美人になってた。
「鼻で笑ってやらないの〜??」
そのときのことを覚るみんなは、
当時の悪ガキ3人組を指さしてそういった。
もともと大人しくて優しい彼女は困った顔して微笑んでたっけ。
そして木下君を見つけて
「ちょっと、早いけど・・・・・・」とチョコを渡してた。
道東出会い最高。
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